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©2020 by パニ子のパニック障害克服案内所

鵜呑みにすることは危険だが、鵜呑みにすることも時には必要。

 


 世の中には、うつ病やパニック障害の克服法を紹介した記事が溢れています。一種のビジネスとも言えるのかもしれませんが、それで治った人は、それはそれでいいわけですよね。


 どんどん試していける人はいいんです。たぶんそういう人は治っていく人であると言えると思います。問題なのは、現在のやりかたで効果があるような気がするから、これ以上は良くはならないんだ、このやりかたが最善なんだ、これで治らないんだから仕方が無いよね……という考えに固執してしまって、次の方法を試すことをしない人だと思います。わたしもそうでした、うつ病やパニック障害症状は、実際に経験したことがある人にしか理解できないほどに激烈なものです。だからこそ周りの価値の低いアドバイスを鵜呑みにしてしまうのです。いえ、一度鵜呑みにすることは悪くはないことです。とりあえずやってみるという方法は、うつ抜けする上でとても大切な考えかただと思います。ですが効果が上がらないのであれば、それをいつまでも続けてはいけないのです。


 というよりも、その『ひとつのやり方だけに固執してしまう性格』こそが、うつ病やパニック障害の引き金になっていたことに気づかなければならないのです。


 誠実であることは美徳でしょう。それは仕事や恋愛においては褒められることかもしれません、ですがそれらにおいても誠実でありすぎることや、真面目すぎることが、荷が重く感じられて面白みに欠けてしまうように、やはり人間というのはどこかに『遊び』が必要なのです。遊びというのは、余裕、という意味です。治るためには、多少は浮気性であっていいのです。あなたが今苦しいのであれば、自分のためだけに、自分が治るためだけに行動してもいいのです。そのことで周りに迷惑をかけてしまったら、元気になってから恩返しをすればいいのです。あなたの今の仕事は、病気を治すことなのですから。それが一番の社会貢献だと思っていいのです。病気のときくらい自分勝手でいきましょう。


 ひとつだけの考えかたに縛られてはいけません。

 たとえその考えかたで過去に成功を収めたことがあったとしても、

 その過去の栄光の味わいは、今は、忘れなければならないのです。


 だって今はもう何の役にも立たない考えかたなのですから。


 ひとつのやり方だけに縛られて生きていては自分が疲弊してしまう、ということです。自分で自分に課してしまったルール、自分で自分を縛ってしまったルール、それをどこかで脱け出さなければならないのです。子供の頃はそれで良かったかも知れません。子供の頃はルールさえ守っていれば、周りの大人に褒められる優等生でいさえすれば、守ってもらえたのですから……ですが現実はちがいます。どこかで、いつかは自分独りで生きていかなければならないということを受け容れなければならないのです。だからこそ、今の自分にはもう重過ぎて必要のないルールは、さっさと捨ててしまっていいのです。


 今の自分のためのルールに刷新しなければなりません。刷新し続けなければなりません。


 これはこうすべき、とか、これはこうでなければならない、とか。


 べき、や、ならない。


 あなたの生活の中に、どれだけ無駄な『べき、や、ならない』が存在していますか?


 それは今、本当に必要ですか? 考え直してみてください、誰の役にたっているのか。


 あなたの役に立っていないのであれば、今はその考えかたは、捨ててもいいのです。


 そして鵜呑みにしましょう。

 次の新しい克服法に出逢えたら、一度それを鵜呑みにして、信じてやってみる。

 それでもしダメだったら、吐き出しましょう。

 そしてまた鵜呑みにしましょう。


 それでもしダメだったら、また吐き出せばいいのです。


 今のあなたにとって必要なことだけを続けていればいいのです。




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