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『残酷すぎる成功法則』エリック・バーカー著、がタメになりそう。

 今日は木曜日ですね。木曜日は推薦図書の日(いま決めた)なので、

最近気になった本をご紹介しておきます。


『残酷すぎる成功法則』という本です。




 要約を読んだだけなのですが、その内容はかなりわたしたちの信じている『善人は救われる』という価値観からはかけ離れているようです。


 第一に、親切なひとは能力が低い人間であると、他人は判断するようです。ある程度嫌なやつのほうが能力が高いと思われて、会社などで出世しやすいということだそうです。


 そしてお世辞の力を侮ってはいけないということ、どれだけ解り切っているお世辞でも、それをやったやつと、やらなかったやつでは、その後の人生に差異が生じてしまうということ、言ってみれば、会社で出世をするためには真面目にコツコツ働いているよりも、上司の機嫌を取っていたほうが遥かにコスパよく昇進でき、というよりも真面目にやるあまりに上司の機嫌を損ねてしまうことのリスクは高く、それによって正直者が馬鹿を見る、昇進できないという世界観が形成されているということ、だそうです。わたしたちが思っているように、おおくの善人たちが信じているように、善い行いをしているからと言って報われるということは少なそうです。なぜなら上司もまた、そうやって昇進してきた人物だから、なのかもしれない……とわたしは思ってしまいました。


人間にはこの三種類がいるようです

①ギバー(受け取る以上に、与えてしまう人)

②マッチャー(受け取ることと、与えることのバランスをとろうとする人)

③テイカー(与えることよりも多くを受け取ろうとする人)


 うつ病などになってしまう人は、なんとなく①番タイプの人なのかなぁって思ってしまいました。逆に、③番は最も縁遠そうですよね。


 あらゆる業種において調査をしたところ、成績という面で最下位に位置していたのは、①のギバーだったそうです。ですが、驚くべきことに、最上位に位置していたのも①のギバーだったそうです。これは興味深い結果ですね。要するに、いまは周りに与えすぎて最下位にいるかもしれないけど、ゆくゆくは周りから認められて、最上位の、あらゆる意味で裕福な人々の層に返り咲いていく人たちが往々にして存在しているということでしょう。与えることであとから大きくなって返ってくるものがあることを、彼らは知っているのかもしれません。まずは与える側になることが、最終的に最も大きな幸福を得るのだと。


 本書で著者が提示している重要な対人ルールが5つあります。

①いい人の多い環境に身をおく

②まずはギバーになる

③やられたらやり返す

④懸命に働き、そのことを周囲に知ってもらう

⑤長期的視点で考え、相手にも長期的視点で考えさせる


 特に⑤が重要なのかなと思いました。

 目先の利益を得るためには、テイカーであることが大切なのかもしれません。

 ですが、長い目で見ると、実際のところどうなのかわかりませんよね。人はお金だけの利益で繋がっているわけではないです、信頼や友人関係、親族関係、家族関係などで繋がっていて、それはゆっくりとゆっくりと育てていけば、ゆくゆくは短期的に奪うことだけで得られる利益よりも、大きくなっていくんだ。という意味のような気がしました。あなたと同じように相手が長期的に見てよい関係を築いてくれる、という場合なら、そうしたほうがいいのだと思いました。相手がテイカーだった場合は、③のようにやられたらやり返すことも必要なのかと思いますが……


 たとえばお金やその他の欲求のためだけの短期的な関係だったとしたら、その場合は互いに貪り合うように、できるだけ多くの利益を引き出そうとするのでしょう。


 ですが、信頼や友人関係、親族関係、家族関係のように、それ以外の意味での繋がりがあれば、お互いに継続的に与え合う、支え合う、そういった理想的な関係になっていける可能性が人間にはあるのです。これは互いに成長し合っていける、不足している部分を補っていけるので、きっと奪うだけよりも、最終的に見れば幸福や成功の大きな土台になってくれるのでしょう。


 わたしたちが、よい社会のために、こうあるべきと教えられてきた常識は、人間の本質的な価値判断からはかけ離れているのかもしれません。というよりも、むしろそれがかけ離れていると知っているから、そういうった理想的な価値観が通用する幸福な物語に人は惹かれてしまうのかもしれませんね。ですが、ギバーであり続けられれば、本当の意味でいつか幸せになれるのかもしれません。


 わたしはこの本を読んではいないのですが、要約を読む限り、大体こんなような内容なのかなと思いました。みなさん、お時間があればぜひ手にとって読んでみてはいかがですか?

 

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